今回対応させて頂いたのは、Fujitsu Lifebook FMV T909T で、筐体下の部分の右側中央部分の小さなスライド式のスイッチが使用できなくなったというケースでした。
見てみましたが、小さなスイッチ自体が多少本体の中にへこんだ状態で据え付けられていて、スライドさせてコンピュータを起動させる仕組みです。決して使いやすいとは言えません。このスイッチを押し上げても起動しない状態でした。

Fujitsu Lifebook FMV T90T Switch

Fujitsu Lifebook FMV T90T Switch2
コンピュータの基板に固定されている金属製屋根上の部品の中をスイッチを押し上げて通電させる仕組みなのですが、この屋根の支柱が使用によって外れてしまった状態で、スイッチを押し上げてもうまく通電する事が出来なくなっている状態でした。
これを修理するには高度な半田付けの技術が必要となります。金属の屋根上の部品が動いてしまう状態で、これを半田で固定しなければならないという作業です。
幸いなことに当社のネットワークでコンピュータ基板修理の職人技を持った方がおり、早速持ち込んで見てもらいました。屋根の支柱固定部分を完全に掃除した後、ミリ単位の半田付けを見事にこなしてくれました。テストすると、スイッチを押し上げることで通電するようになりました。
これが直せないと、基板全体を交換しなければならないという状態で、現在日本からこの基板を取り寄せる事はほぼ不可能でした。
全てを組み直して立ち上げてみたイメージが以下です。

修理後立ち上げ
お客様に喜んで頂いて、当方もほっとした次第です。
更にお客様のご希望で、内蔵されていた従来型機械式のハードディスクを俊足の SSD (Solid State Drive) に入れ替えをさせて頂きました。使用時の反応速度も抜群に速くなり、ご満足頂きました。
日本製ノートブック、ラップトップ不良で困っておられる方はご私 Harry に相談下さい。
もし当地シドニーでの修復サービスをご希望の方は -特にシドニー CBD 地域 (Sydney CBD)、シドニーノース(Sydney North) 特にエッピング(Epping),チャッツウッド(Chatswood)、ローズビル(Roseville)、リンドフィールド(Lindfield)、キララ(Killara)、ゴードン(Gordon)、ピンブル(Pymble)、タラマラ(Turramurra)、ワルンガ(Wahroonga)、ワラウィー(Warrawee)、ホーンズビー(Hornsby)、マコーリーパーク(Macquarie Park)、セントアイブス(St Ives)エリアの方 - 私ハリー 0417 424 909 までご連絡くださるか、当サイトのサービスページをご覧下さい。
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ありがとうございました。助かりました。この地で日本仕様のパソコンを修理するのがこれ程大変だと知らずに持ち込んでしまい途方に暮れていましたが偶然ハリーさんの紹介記事を見つけ電話した次第です。小職英語もままならないため、大袈裟ですが地獄で仏と言う事ですかね。
キムラ様
当社サービスをご利用頂き感謝申し上げます。筐体を開けてみてスイッチの構造を見た際、直せるかどうかは五分五分だと思いましたが、幸い基板に固定されている金属製屋根上の部品が欠損してはいなかったのでチャンスは有ると直感した次第です。当社のネットワークでコンピュータ基板修理の職人技を持った方にはこれまでもお客様の Mac ポータブルコンピュータの基板上の数ミリ幅のバックライトをコントロールする焼けてしまったチップを載せ替えしてもらった事もあり、その腕前には驚嘆していたので修理できラッキーでした。これで Fujitsu Lifebook FMV T909T はまだまだ使えるようになったと思いますので、是非可愛いがってあげて下さい。
Harry