シドニーで日本製パソコンを修理する – 05 MacBook Pro 15 inch Mid 2014

2021/02/19|Categories: Mac, 日本製コンピュータ修理|

今回対応させて頂いた機種は日本仕様 Apple マックブックプロ 15インチ 2014年中期でした。 日本仕様 MacBook Pro 15 inch mid 2014 持ち込みを頂いたマックブックプロを拝見すると、起動してまもなく画面のマウスカーソルが踊り始め、制御できない状態となります。 裏蓋を外してみると、内蔵されている充電電池が約2倍の厚さに膨れ上がっていました。恐らくこれがその下のトラックパッドを圧迫しているのが原因と推察されました。 購入されたのは日本国内ですが、英語圏で販売された MacBook Pro との違いと言えばキーボード仕様のみです。そこでまず電池を手配しました。 この手の Appple Mac は、充電電池が函体の底に強力粘着テープで何カ所も貼り付けられています。電池は上部2カ所でネジ止めされているので、粘着テープなど全く必要の無い代物ですが、アップルは初心者が修理をするのを食い止めるのが目的かどうか知りませんが、全くひどい仕様となっています。 この電池ブロック6つを外すのが一苦労で、特に中心の2個の真下にはトラックパッドが有りますので、初心者が無理に作業した場合トラックパッドを破損する可能性が有ります。 又、電池の外装はソフトプラスチック製なので、これを破ると中の液体が漏れ、最悪の場合発火する事があります。要するに初心者には処理できない工程なのです。 バッテリーが膨張してしまう原因として主に長年使用して劣化することにより電解質の酸化が電池内部で起こり、この際にガスが発生しますが、この現象によってリチウムイオンバッテリーの膨張が起きます。このバッテリーが膨らむ現象は経年劣化やバッテリーの初期不良によって引き起こされるとされています。 取り外した電池のイメージは以下の通り。 膨張して2倍に膨れ上がった充電バッテリー この電池膨張は、iPhone 等の充電電池でも起こります。十分な注意が日常の管理で必要な部分です。 充電電池を交換して起動してみると、マウスカーソルの踊りは止まりました。思った通り膨張した電池がトラックパッドを圧迫していたのが原因でした。また、取り付けに粘着テープは使用せず、テープを保護していたプラスチックシートをそのままにして設置しましたので、次回交換の際は簡単に交換できるようにしました。 インストールされていた macOS は 10.12 の Sierra でした。お客様のご希望で、追加で内蔵ドライブを可能な限り大きく、早いドライブになさりたいとの事で、俊足の Samsung 970 Evo Plus M2 PCIe NVMe 2TB に移行することとしました。又、取り付け部のコネクター仕様が Apple 固有ですので、アダプターが必要となります。アダプターは定評の有る、Sintech M.2 Adapter PCIe [...]